おこづかいを渡し始めたら、それだけで十分…と思っていませんか?
実は、お金を「渡すだけ」では、使い方を学ぶチャンスを逃してしまうかもしれません。
大切なのは、「自分のお金がどう動いているか」を見える化すること。
この記事では、家庭でできる「おこづかい帳」の作り方と、楽しく続けるコツを紹介します。
親子で一緒にお金管理の第一歩、始めてみましょう!
おこづかい帳とは?なぜ必要なの?
おこづかい帳は、その名のとおり「おこづかいの出入りを記録するノート」です。
お金をもらったら「いくら入ったか」、使ったら「何に使ったか」を書いていく、とてもシンプルな仕組みです。
ただ、記録するだけ?と思うかもしれませんが、実はこれがとても大切。
自分のお金が
「減っていく」
「増えていく」
感覚をリアルに体験できる 欲しいものに向かって
「ためる」喜びを知る
うっかり使いすぎて「反省する」経験もできる
つまり、おこづかい帳は
失敗も含めて“お金の使い方を学ぶ道具”なのです。
おこづかい帳の作り方|簡単3ステップ
「帳簿」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、心配いりません!
家にあるノートや100円ショップのメモ帳で、すぐに始められます。
ステップ①:ノートを1冊用意する
A6〜B5サイズ程度の、小さめのノートでOK。好きな色やキャラの表紙なら子どももやる気アップ!
ステップ②:「日付・使った内容・金額」の3項目だけ
項目はシンプルに。たとえばこんな感じ:
日付 | 使った内容 | 金額(円) |
---|---|---|
4/15 | お菓子 | 120 |
4/20 | 本 | 500 |
「使った目的」よりも、「書く習慣をつける」ことを優先しましょう。
ステップ③:親も一緒に記録してみる
最初のうちは親も一緒に「今月はいくらあったかな?」「残ってるね〜」と会話しながら書くのがおすすめです。
親が楽しんでいる姿を見せると、子どもも自然と続けやすくなります。
続けるためのコツ
最初は楽しく始めても、三日坊主になってしまうのが心配…という声もよく聞きます。
でもちょっとした工夫で、「楽しみながら続けられる仕掛け」が作れます。
●「月1回のおこづかい会議」を開く
おこづかいの日に、親子で「今月どうだった?」と振り返る時間を作りましょう。
おこづかい帳を見ながら、「よく残ったね!」「これでゲーム買えそうだね」など会話が生まれます。
●達成感を演出する
シールを貼る、色をつける、「〇日間続けたら好きな文房具プレゼント」など、ゲーム感覚のごほうびも◎。
●完璧を求めない
書き忘れがあっても大丈夫。「思い出してまとめ書きでもいいよ」と伝えることで、継続へのハードルが下がります。
【まとめ】「お金を管理できる子」への第一歩を親子で楽しもう
おこづかい帳は、紙とペンさえあれば誰でも始められる、最もシンプルなお金教育の道具です。
記録することで、お金の動きが「見える化」される 目標に向けてためる力が育つ 失敗からも学べる
そして何より、親子で一緒に続けることで「お金の話がしやすい家庭」が自然とできていきます。
気負わず、気軽に。
まずは今月から、お子さんと一緒に「おこづかい帳」、始めてみませんか?